新城・勝手に応援隊

 新城市には、すばらしい自然があり、歴史文化の華が咲いています。そして、ふるさとを愛し情の厚い人々が住んでいます。こうした新城の三宝(「人」「自然」「歴史と文化」)を、独断と偏見で紹介していきます。

「グレートキャプテン」小林宏之さんが母校舟着小で講演

 元・日本航空機長「グレートキャプテン」といえば、航空評論家小林宏之さん(73)。航空機事故があるといつもテレビに登場します。小林さんは、新城市吉川出身です。  26日、校の舟着小学校(伊藤智明校長・児童数71人)で「舟着から地球800周」の演題で講演しました。  講演会には、児童、教職員、保護者ら130人に加え、地元の同級生ら30人も参加しました。参加者は、JALが運航した国際路線をすべて飛んだ唯一のパイロットとして知られる小林さんの語る貴重な体験や夢を叶えた生き方に真剣に聴き入っていました。 小林さんは、「上空から見る景色は身震いするほどすばらしい」と話し、青い海、緑の森、白い雲に包まれる地球や珊瑚礁でできたバタフライアイランドなどの映像を紹介。「かけがえのない地球、かけがえのない人生を実感する。美しい地球をずっと大切にしたい」と語りました。  外国に行きたいという夢を叶えた小林さんは、子どもらにウサギとカメの話を例に「人と比べず、決して諦めず、夢や目標に向かってコツコツとがんばってほしい」と訴えました。  保護者へは、多様性の大切さを話し「悪いところを直す教育から、良いところを伸ばす教育にしていきたい」と話しました。  上空からの貴重な写真やテレビ出演している映像、英語の管制官との会話などを交えたわかりやすい講話で、参加者はすっかり小林ワールドに引き込まれていました。  小林さん、ありがとうございました。