日本城郭協会から2017年に続100名城(150番)に選ばれた新城市作手清岳の古宮城址で15日、三河古宮城址保存会(原田純一代表)による保全・整備活動が行われました。
11年目、ちょうど10回目となる活動には、地元だけでなく市外、県外から約20人が集まりました。作業服姿の参加者らは、武田軍の優れた築城術がわかる遺構が残る約1・7?の広い城跡で、落ちた杉の枝を片づけたり、生い茂ったシダやクマザサなどの下草を草刈り機で刈ったりして、1時間半ほどの作業を行いました。
名古屋城ガイド仲間の名古屋市北区の小林香代さんと三重県員弁郡東員町の伊佐治光穂さんは「お城の応援がしたい」と数回目の参加。「遺構がこんなにきれいに残っている城はない。多くの方に城に興味を持ってほしい」と話しました。
作手山城案内人でもある原田純一さん(73)は「10年前は草が生い茂り、これでは見てもらえないと思い、整備を始めた。地元の人間だけではできない作業を市外、県外の方まで応援に来ていただきありがたい」と感謝しました。
城址は、2018年に市の史跡に指定されています。