新城・勝手に応援隊

 新城市には、すばらしい自然があり、歴史文化の華が咲いています。そして、ふるさとを愛し情の厚い人々が住んでいます。こうした新城の三宝(「人」「自然」「歴史と文化」)を、独断と偏見で紹介していきます。

早春の花・コセリバオウレン開花

 「森の妖精」とも呼ばれる早春の花・コセリバオウレンが、能登瀬の宇連川沿いや愛知県民の森で咲き始めました。  コセリバオウレンは、キンポウゲ科の常緑多年草で、花の少ないこの時期に小さな花を咲かせます。中央構造線の巨大な断層沿いに点在している石灰岩質の土壌を好んで生育する希少な植物。小さく葉がセリの葉に似ているのでコセリバ、根茎が黄色いことからオウレン(黄連)と呼ばれます。ほかのオウレンに比べると、花や葉の大きさをはじめ、全体に小さいのも特徴で、花径は1?未満と、よく見ないと見落としてしまいます。  セツブンソウ(節分草)とともに真冬のこの時期に咲く春の花として愛好家も多いです。