喜寿3人の特別講演
生涯学習とともにふるさと創生をテーマに活動する新城市の八名生涯学習クラブ(山本満保代表)がこの夏の3日間、喜寿(77歳)を迎えた八名中卒業生3人の特別講演を八名小学校で開催しました。
八名生涯学習クラブは、勉強すべきことは生涯あるという信念のもと、2011年4月の発足以来、月1回のペースで歴史、民族、心理学、法律など様々な問題を学び合い、これまでの開催回数は77回。
この夏は喜寿を迎えた会員による特別講演3回に渡ってを開催しました。
<7月24日>元家庭裁判所調査官の山本満保さん(黒田在住)
勉強にはコツがあり、自分流の勉強法を身に着けることが大切と、経験から語りました。家裁調査官の仕事や非行などの具体的事例を挙げて、家庭や周りの大人の問題を指摘。心は早いうちに形成されるので十分な愛情やサポートが必要なこと、子どもは褒めて自信を持たせ自己肯定感を高めてやることの必要性を語りました。
<8月10日>元公立小中学校校長の森田淳さん(富岡出身)
教員の家庭に生まれ自らも教員として生きてきた様々な経験や仕事の内容を語りました。ヨーロッパ教育事情視察の貴重な経験や学校二分の苦労など・・・・退職後は町内、市、老人会などの役を務め自分なりの貢献ができた話し、最後に「とにかく健康が大切」と締めくくりました。
<8月23日>元航空自衛隊航空総隊幕僚長の桑原武彦さん(富岡出身)
自衛隊に幹部候補生として入隊。パイロット時代の体験、2年に1度の転勤があり、子どもが小中学校で6回転校したことなど、自衛隊員ならではの経験を語りました。最後に北朝鮮やわが国の防衛の実態など興味深い話もありました。桑原さんは「外交安全についての一般の人と自衛官とのギャップを、こういう機会に少しでも埋めることができるとうれしい」と話してみえました。