新城警察署は27日、高齢者と関わる機会の多い民生委員らに特殊詐欺被害の現状を伝えるとともに、委員らと市内高齢者宅を訪問し、被害の防止を呼びかける活動を行ました。
この活動には、清水孝和さんら民生委員3人、署員2人、市職員・東三河総局新城設楽振興事務所職員3人が参加しました。愛知県新城設楽総合庁舎駐車場で、署員が参加者らに特殊詐欺の発生状況及び被害防止機能付き電話の有効性について説明した後、高齢者宅を訪れ、デモ機を用いて、その機能や効果などについて説明し被害の防止を呼びかけました。
90歳代の女性は「知らない電話番号には出ないようにしている。これからも詐欺に遭わないように気をつけたい」と誓っていました。
清水さんは「今後、高齢者が詐欺の被害に遭わないように、活動を通して特殊詐欺の実情や被害防止機能付き電話機の有効性について紹介していきたい」と話しました。
高原清人署長は「特殊詐欺の被害に遭わないためには、犯人と直接会話しないことが重要。被害防止機能付き電話機を活用したり、自宅の電話を常に留守番電話設定にしておいたりするなどしてほしい」と呼びかけます。