新城市清岳の道の駅「つくで手作り村」主催の「歴史探訪〜歴史の小径〜」が21日、同駅を発着場所として開催され。約20人の参加者が作手地区の古城址を巡り歴史を学びました。
講師は地元のふるさと歴史研究家の生田智美さん(51)。地元ならではの話を入れ、わかりやすく説明しながら参加者らを楽しませました。
参加者らは、徳川家康とも関わりの深い奥平氏が築き、以後の出世の足がかりとした亀山城では、歴史や周辺の城との関わりの説明を受け、堀や土塁を確認しながら見学しました。
日本城郭協会から続100名城に選ばれている武田信玄築城の古宮城では、戦国時代の築城技術を知る上で貴重だとされる破壊が少ない遺構を、くまなく散策してその素晴らしさを実感しました。市内上吉田の石野泰志さん(68)は「何度か見学しているが、ていねいに教えてもらい、あらためてすごさを感じることができた」と喜んでいました。
約3時間の散策後、参加者らは作手産ミネアサヒ米、地産野菜などを使った特別弁当を味わいました。
初開催のイベントを終え、生田さんは「ずっとやりたかったイベントだったので、きょうは楽しかった。これからも開催していきたい」と話しました。次回開催は、6月17日の予定。