作手高松「たきさか橋」周辺の「ミツマタ群生地」で、ミツマタの花が見ごろを迎えました。谷間に黄色いじゅうたんが広がり、周辺には甘酸っぱい香りが漂っています。
枝が3つに分枝していることが由来でその名が付いたミツマタ、下を向いて咲く小さな花が集まって半球形をつくっています。花には花弁はなく、花弁に見えるのは筒状の萼の先端が4つに裂けて反り返ったもの。下を向いた花は次第に上向きとなり、一面の景色は最初の白色から黄色に変わっていきます。さらに、花が終わりに近づくとだいだい色へと変化していきます。そうした変化を楽しもうと、何度か訪れる人もいます。
毎年訪れているという浜松市の写真クラブの男性は「今年はちょっとボリュームがないように思うが、ミツマタがスギの森林の中に広がっていてこれからが楽しみ」と話していました。
花は、4月上旬まで楽しめそうです。