新城・勝手に応援隊

 新城市には、すばらしい自然があり、歴史文化の華が咲いています。そして、ふるさとを愛し情の厚い人々が住んでいます。こうした新城の三宝(「人」「自然」「歴史と文化」)を、独断と偏見で紹介していきます。

島さん親子『設楽原の古戦場』唄う

 7月1日に設楽原決戦場まつり」が開催されます。  戦没者慰霊式では、毎年「設楽原の古戦場」(清水徹作詞・作曲)の唄が披露されていて、今回は島三保子さん(82)、久恵さん(56)母娘(おやこ)が特別な思いを胸に唄います。  この唄の1番は「真っ赤な夕陽が空を染め/山野にかげを落とすとき/想いはめぐる戦国の/設楽原の古戦場」。5番まであるこの唄を戦没者慰霊の思いを込め、1990年の決戦場まつり開始から28年間、市内宮ノ後の島三保子さんが市内大海の内田正さんと二人で唄ってきました。ただ、いつか娘の久恵さんにバトンタッチしたいと、昨年は三保子さんが退き、久恵さんが内田さんと初めて唄いました。  ところがこの4月内田さんが享年70歳で突然この世を去ってしまったのです。  急きょ、三保子さんが久恵さんと親子で唄うことになり、7月1日の戦没者慰霊式に向け現在練習を重ねています。  当日は、島さん親子が内田さんの思いも重ねながら、唄います。